デプスタイプ(深層ろ過)
デプスタイプ(深層ろ過)について、またデプスタイプ(深層ろ過)タイプのフィルターの種類について、糸巻フィルター、不織布・繊維積層フィルター、多孔質フィルター、焼結金属フィルター、焼結金網フィルターをご紹介します。
デプスタイプ(深層ろ過)とは
厚みのあるろ材を使用して、その内部で対象粒子を補捉します。分離した粒子を保持する能力が高いため、粒子を多く含むサンプルのろ過に適しています。またろ過する対象粒子が比較的大きい場合に使用します。長寿命であることもメリットです。
用途としては、一般家庭の浄水器にも利用されていますが、化学工業や食品、医薬など各種産業の精製、濃縮、細菌や異物の除去を目的に工業用途での前処理として多く使用されています。
フィルターの種類
デプス(深層ろ過)タイプのフィルターの種類には糸巻フィルター、不織布・繊維積層フィルター、多孔質フィルター、焼結金属フィルター、焼結金網フィルターがありますので、下記で詳細を見ていきます。
糸巻フィルター
筒状の芯に何重にも糸を巻いた形で、内側から外側に向かって徐々に糸の圧を調整することでろ過精度を調節する、デプスタイプの代表的なフィルターです。比較的大きな粒子を取り除き、液体の清澄度を上げるのに適しています。
不織布・繊維積層フィルター
耐薬品性に優れていて、ポリプロピレン等の素材が多く使用されています。また耐熱性が必要な場合にはエステル素材等を使用し、塗料や塗装、化学工業、食品・醸造、電子工業・半導体などの分野で使用しています。
多孔質フィルター
ポリエチレンやポリプロピレン等を均一に樹脂粉末化してから焼結したフィルターで、細孔が非常に多く空いており、無機または有機のほとんどに使用可能ですが、特に耐薬品性に優れています。
焼結金属フィルター
金属の粉末を融点より低い温度で焼き固めたもので、強度と破壊靭性、高圧並びに高温機能、高い耐熱衝撃性、耐食性、洗浄性、全溶接アセンブリに加えて長い耐用年数が特徴です。化学プロセス、石油化学、発電産業で広く使用されています。
焼結金網フィルター
金網を1枚から複数積層して、溶着しています。強度が高く、気孔径が正確で、また線の間に異物が入りません。ステンレス特有の耐食性・耐熱性・耐圧性もあり、食品から化学、医薬、自動車、水処理、空気、高分子ポリマー類のろ過など幅広く用いられています。
デスタイプ(深層ろ過)フィルターは、高濃度のスラリーや微細粒子を含む液体のろ過に適していますが、目詰まりや交換頻度の高さに課題を感じる現場も少なくありません。そうした課題を抱える現場で注目されているのがウェッジワイヤースクリーンです。強度・洗浄性・耐久性に優れていて、ろ過効率やメンテナンス工数を総合的に改善したい方におすすめです。
SSや砕石の除去に強い
用途特化型2社をご紹介!
「工場やプラントで「SS(浮遊物質)が排水処理で残ってしまう」「砂利・砕石処理で目詰まりや破損が起きる」といったお悩みはありませんか?
ここでは、そうした現場ニーズに特化してフィルターを提供している注目の2社をご紹介します。
- ▼このような課題におすすめ▼
- 微細なSSまで除去したい
- 高耐久性が必要(砕石処理・粉砕ラインなど)
用途が明確な方は、この2社からの選定で効率よく導入できます!
引用元:東洋スクリーン工業株式会社公式HP
https://www.toyoscreen.co.jp/
| 除去対象 | SS(浮遊物質)・微細な固形分(〜5μm対応) |
|---|---|
| 想定使用環境 | 排水処理設備(食品・化学・医薬品工場など) |
| 主な構造 | 傾斜スクリーン構造(ステンレス製) |
| メンテナンス性 | 高圧洗浄で清掃可能/長寿命・交換頻度少なく保守コスト削減に貢献 |
| 導入実績 | 食品・化学・製薬業界などで採用実績あり |
- 排水中の微細なSSが原因で困っている
- 処理後の水質基準が厳しく、精密ろ過が求められる
- バルキングやスライム詰まりによる設備停止を減らしたい
- 食品、化学、医薬品工場の排水処理設備を強化したい
引用元:株式会社安藤スクリーン公式HP
https://ando-screen.co.jp/
| 除去対象 | 砂利・砕石・骨材(10mm〜数cm) |
|---|---|
| 想定使用環境 | 採石場、骨材工場、建設残土処理施設など |
| 主な構造 | 全溶接ステンレス構造(高耐久ワイヤースクリーン) |
| メンテナンス性 | 高耐久設計により交換頻度が低く、5〜10年使用可能 |
| 導入実績 | 全国の骨材関連企業、建材工場、リサイクルプラントなど |
- 砕石や骨材の除去設備を探している
- 設備の摩耗・破損が激しく、耐久性を最重視したい
- 現場の水量や設置傾斜などに応じた個別設計が必要
- 粉砕ライン・残土処理施設など過酷な環境に導入したい
